カードゲームと料理は一緒
2019.10.16 改訂(画像ミスの直しと細かい文章表現の調整)
この記事は、カードゲームが好きな料理をしない男性や、
料理は好きだけどカードゲーム初級者(初心者もOK)に向けた記事です。
カードゲームができれば料理はできる。
料理ができればカードゲームはできる。
ということで、いずれか一つがお好きな方は、この記事をきっかけにもう片方にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
どうも、ゲーム実況動画を上げているくせに
Twitterでのいいねのキャリアハイが自分の手料理画像な料理男子*1ことりむです。
さて、今日は自分が大好きなカードゲーム(今回は大好きなハースストーンを例に挙げます)と、この料理という趣味がいかに同じであるかを力説したいと思います。
さて、僕は料理をする際、こんな感じで進めます。
【Ⅰ準備編】
1.食べたいものをさくっと考え、レシピを検索する
2.冷蔵庫の中身を確認する→足りないものを買い出し
【Ⅱ調理編】
3.調理(レシピに忠実に)
4.味の微調整
【Ⅲ記録編】
5.記録(自己評価・食べた人の評価・作りやすさ・安さ)
それぞれを見ていきましょう。
Ⅰ準備編
1.食べたいものをさくっと考え、レシピを検索する/2.冷蔵庫の中身を確認する
google検索を使用し、クックパッドを骨の髄までしゃぶりつくします。
クックパッドに課金をしたいところなのですが、まぁそこは無課金プレイヤーで。
節約も大事でございます。
そこで、食べたいものや冷蔵庫にあるものを考慮して、
「食材 クックパッド」みたいな感じで検索します。
「鶏もも クックパッド」みたいな。そんなに検索ワードは多くないほうがいいです。
でも、今回は冷蔵庫に野菜三種の神器(たまねぎ、じゃがいも、にんじん)と
豚肉があったので「肉じゃが」と検索します。こういう直球の検索でも大丈夫です。
はい。見つけました。
次にこのレシピが強いかどうかを判断します。
見るところは画面右下「つくれぽ」です。私が寝れないからこのブログを書いていたり省電力モードで耐えていたりY!mobileで携帯料金を安く済ませていたりするところではありません。さっきより充電ができてる。
▲つくれぽ「12016」を確認
まぁgoogle先生が頑張っているのでクックパッドの上位でそんなにオイシクないものはないのですが、つくれぽの多さがその料理の戦闘力といっても過言ではありません。
つくれぽが多い=作りやすくて、おいしい
ですから。覚えておいて損はありません。
ちなみに、つくれぽの数が
4ケタ以上:定番料理の最高峰。プロの料理の本・料理番組と遜色ない
3ケタ:肉じゃがなど定番料理ならさらにおいしいor簡単レシピあるかも。そうでない場合まず外れなし。おいしい料理がたくさん眠ってます。
30-99:マイナーな料理ならおいしい料理が期待できる。
定番だと最適解が他にありそう。
10-29:マイナーな料理ならOK。
1-9:手間がかかるか、好みが分かれるか。中級者以上向け。(外食した料理を再現したいときに参考したい時など)
0:今はやめておきましょう。
これでレシピは決定です。じゃあ、足りない食材を買いに行きましょ―。
ハースストーンと料理はやってることが一緒
ってあれ?ハースストーンとかカードゲームするときもこんな感じじゃありません?
ハースストーンならHSreplayにアクセスして、
最近流行っていて作ってみたいあのデッキや作ってみたいあのヒーローで検索して、
勝率(winrate)がいい感じな奴で魔素が安いものを選びますよね。
上の例はハイランダーメイジの勝率でソートしたものです。
ランク20から一桁までお世話になった自分のデッキは上から二番目です。
試合の試行回数も少し加味しています。(好きだったの。今弱いけど……高いし。)
いまだと[マーロック]シャーマンがお買い得ですね。
で、足りないカードをクラフトなりシングル購入しますよね。
▲友達少なくね?*2
んでデッキがでっきたということに相成るわけです。
▲お気に入りのハイランダーメイジ(おすすめはしない)
これ、完全に20000回近くプレイされたレシピ通りです。
まずは勝率を信じて隠し味なしで作りましょう。
※このハイランダーメイジは今の環境で強いとは言えませんが……好きなので……
料理してたんじゃなかったっけ
Ⅱ調理編
3.調理(レシピに忠実に)
そうですそうです。料理に戻りましょう。
さて、ここで大事なことですが、
死んでもレシピ通りに作ってください。
材料を言われたとおりに切り、
分量をきちんと測り、
時間通りに、言われた強さで火を入れましょう。
初心者のうちはオリチャー、隠し味は禁止です。
他人に料理が褒められるようになったら後述のようにやってみましょう。
4.味の微調整
でも味見は大事です。自分の知らないところで火加減などでミスをして、味が濃くなっていたり薄くなっていたりする場合があります。それに、レシピ自体が、少し求める味と違うかもしれません。
普段から少し濃いものを減らして、味覚を研いでおくと味見が上手くなります。
あと、温度がぬるくなると料理の味は濃くなります。(熱いものに対しては味覚が鈍るためです)
その辺を加味して味見するといいでしょう。
薄ければ少しずつ調味料を足していきましょう。水を入れるのは最終手段です。
・意外と塩が足りていないことが多いです。
塩分だけ足りない場合は塩、全体の味が足りないときは
醤油(めんつゆ、みそなど味の主役となるもの)を。
・味にまろやかさがほしいときはみりん
・味にキレがないときは日本酒
を足していくといいでしょう。ただし、少量ずつです。
さらにここで、大事なことをお伝えします。
食べる人の好みを考えましょう。
自分ひとりだったら自分の好みで良いです。お酒のあてに少し味を濃くするも結構ですし、健康を考えて薄めに仕上げてもよいです。
でもそれがパートナーだったり、家族ならば、家族の好みを考えて、
全体最適を目指しましょう。
家族の中にアレルギーを持つ人がいれば当該材料を抜くのはもちろんですが、
味の調整もします。
基本は
「もっとも薄い味を好む人に合わせて、卓上調味料で調整してもらう」
です。妻が味の分からない夫に味を台無しにされた、などという悲しい事件が日本だけでは200,000億回くらいこれまで起きたと思いますが、薄い味に最初はチューニングしておいて、あとは卓上でなんとかしろ、っていうスタンスなら作る側のストレスも低いです。
あ、盛り付けですが、赤と緑と黄があればなんとかなります。よかったら後日。
カードゲームしてたんじゃなかったっけ
そうですそうです。カードゲームでした。
先ほどの料理よろしく丸パクリレシピを使ってランク戦に潜りましょう。
その際、統計を取るためにDeck Trackerを使用することを強く勧めます。
メタ(流行っているデッキ)の把握は最初にしておいてもいいですが、この段階でデッキトラッカ―と一緒にプレイを何回かすればメタ(流行)が見えてくるはずです。
勝てるうちはそのままで。そのレシピはおいしいレシピです。
負けがこんできたら、(自分が楽しくなくなってきたらでOKです)*3
1.デッキを変える
2.デッキのカードで貢献性の低いものを差し替える
のどちらかを行いましょう。
1.は最終手段です。
というか2.環境に合わせた差し替えこそがカードゲームの魅力だと感じます。
・アグロが多ければゲームを長引かせ勝ちを呼ぶカードを。
・コンボが多ければ沈黙など妨害系のカードを。
・コントロールが多ければ後半のバリューの増量や
序盤で捌ききれないパターンの構築を。
こういったことを全部やって、できれば仲間と相談して、それでもだめなら諦めて別のデッキにしましょう。でも、こういった環境に合わせた味見は本当に頭を使う、無数の答えと発見がある面白い作業です。
5.記録
デッキトラッカ―を使っているなら、得意なデッキ、苦手なデッキが統計に出てきていると思います。
マリガンガイドなどを読んで、苦手なデッキに対しての勝率を上げたり、自分のデッキと同じデッキを使っているプレイヤーのブログや動画を見るなどして全体的なプレイ精度を上げたりしましょう。
レジェンド到達者は本当に強い(頭が悪い文章)ので、思いもよらないところで自分が勝ちを拾えていなかったことに気づくこともあります。ぜひ、強い仲間に教えを請いましょう。
この辺で言いたいことは、既にmacomoさんが丁寧に面白く書いてくださってます。
もうそろそろ記事が終わるので、よかったらこのブログをご覧になってください。
人間味のあるハースストーン記録は本当に面白いですよ。
さて、記録の大切さは、料理も同じです。
僕は、食べ終わったら自分と食べた人の感想をメモします
おいしさ A+、A、B、C、Fの5段階評価。
A+は献立の中心にしましょう。A以上を基本的にリピートする。
Fは失敗用です。理由がわかっていたら再チャレンジもいいですが、レシピ自体消してしまっても構いません。
作りやすさ(上に同じ。作るのにかかる時間など。感覚的なものでいいです)
作る時のコメント(自己アレンジなど)
例)肉じゃが A+ B(おいしさ/作りやすさ)
こんな感じでスマホのメモアプリ(私は料理専用に一つDLしてます)にレシピのurlと一緒に溜めて、新レシピが10くらい溜まったらwordにまとめ、簡易的なレシピ集を作っています。
と、いうわけで。
料理とカードゲームの本質は同じです。
一 情報を収集する力、
二 素直に情報を受け入れる力、
三 環境に合わせて現状を向上させていく力です。
社会人でカードゲーム好きな方にはお仕事が忙しく、
食事がおろそかになっている方も多いですが、料理は楽しいですし、
「自分でけっこう旨いものつくれるじゃん、外食あほらし」ってなります。
スピーディに作れるレシピも多いですし。
結果的に外食にお金を使わなくなります。そういう意味でもおススメです。
一方で、料理が得意な女性でカードゲーマーというのも珍しいですよね。
でも、あなたが料理で生かしている情報リテラシーは、
ハースストーンをはじめとするカードゲームの強豪プレイヤーに仲間入りするだけの
ポテンシャルそのものであると私は思います。
カードゲーム、頭使うし仲間も増えるし楽しいですよ。
僕のやっているハースストーン界隈はとても紳士が多いので、
統計サイトの使い方もデッキトラッキングソフトのインストールの仕方もきっと優しく教えてくれるでしょう。
料理とハースストーン、一見相容れませんが、実はかなり相性イイです。
だって使う能力が同じなんですもの。
さて、僕はブロガーでありYouTuberでした。
例のレシピ集から料理動画を近日upしようと思います。ご期待ください。
りむでした!